2013年1月15日火曜日

雪の那須・芦野編

境の明神
14日の雪は太平洋側の低気圧が原因だったので、里雪になりました。那須町の芦野や伊王野地区は冬でもめったに雪は降りません。ということはめったにないチャンス!
まずは、国道294号福島県境の「境の明神」から。旧奥州道中の関東最北端にあり、正式には玉津島神社といいます。松尾芭蕉も1689年にこの神社の前を通ったと記されています。






遊行柳



次に訪ねたのは「遊行柳」です。平安時代、西行法師が奥州を旅するときにここを訪れ、「道の辺に清水流るる柳陰 しばしとてこそ立ち止まりつれ」と詠んだといわれています。松尾芭蕉、蕪村もこの地を訪れています。
芭蕉が詠んだ「田一枚植えて立ち去る柳かな」は、那須町では有名な句です。
今も訪れる方が多い芦野の名所ですね。










武家屋敷の門
次にまちなかに入りまして、ここは芦野仲町。那須歴史探訪館への坂道があります。この道はかつての芦野氏陣屋の大手口にあたり、坂道の途中に那須町の有形文化財「平久江家門及び構え」があります。上級武士に許された格式の高いものです。
雪の武家屋敷も落ち着いていいですね。




石の美術館ストーンプラザ






平久江家門の近くには石の美術館があります。芦野の地場産品は「芦野石」国道294号線に沿った約10kmの地域で産出されています。加工しやすいため、石塔、倉庫、石塀、公園の構造物などに利用されています。ここ石の美術館は、世界的に有名な建築家・隈研吾氏の設計で、芦野石をふんだんに使って建てられました。落ち着いた空間の中でゆったりとした時間が過ごせますよ(^^)
℡0287-74-0228









堂の下の岩観音
最後に訪れたのは「堂の下の岩観音」那須町の名勝に指定されています。桜の名所で、ライトアップされた夜桜も素敵なところです。今日は桜の木に雪。モノクロームの世界になっていました。
里の雪は、年に数回ほど。いつもとは違った風景に出会えますね。
那須町といえば「高原」というイメージが強いのですが、里には歴史のある建物や史跡が多く、最近訪れる方も多くなってきています。
近くにはおいしいお蕎麦が食べられる道の駅東山道伊王野がありますので、こちらもオススメです。なお芦野周辺へは自動車移動となりますので、ご了承くださいませ。次回は雪の那須・伊王野編をお届けします(^^)







                               
                          
































0 件のコメント:

コメントを投稿